神社で受け取るお守りは、多くの人が持ち歩き、日常の災害から守ってくれる大切なもの。
それをどのように処分するか、適切な方法がわからないと悩む人も多いですよね・・・。
神社やお寺で出会った大切なお守りを肌身離さず、ずっと持ち歩いている方も多いと思います。
毎日持ち歩いているお守りはやはり愛着もわきますし、神社やお寺でいただいたとなると捨てるにも悩ましいところ。
そのようなことから、お守りを正しく処分する方法について知っておくことは大切ですよね。
異なる神社からのお守りも一緒に処分することが可能かどうか、そしてなぜ家庭用のゴミ箱でお守りを捨てるべきではないのかについて説明します。
適切なお守りの処分方法
長い間身につけたお守りが使命を終えたら、その処分に頭を悩ますことがあります。
ただ捨てるのではなく、適切な処理方法を知ってから実践しましょうね。
お守りにはどのくらいの期間が適切?
お守りには決まった有効期限があるわけではありませんが、一般的には1年間持つことが推奨されています。
この期間が過ぎると、持ち主は感謝の意を示して、お守りを元の神社や寺院に返納するのが良いとされています。
ですが、人生の重要な目標に関連したお願いを込めたお守りは、それが心の支えとなり努力を続ける原動力になることもあります。
そのため、持ち始めてから幸運を感じている場合、単に1年が経過したからといってそのお守りを捨てる必要はありません。
お守りの外側の袋が古くなっても、中のご神体は変わらず尊いままです。
大切に保管し、長く付き合い続けていくのも良いでしょう。
お守りの適切な返納方法
通常、お守りは受け取りから約一年で、それを授かった神社や寺院に返すのが一般的です。
返納する際には、神社や寺院が指定する返納場所にお守りを納めます。
古札納所や古神札納所など、参拝時に設けられている専用の場所がありますので、そこを利用しましょう。
場所に寄っては、受付の際に奉納料として200円以上支払うところもあります。
我が家の近くの神社は300円の奉納料が必要なので毎回、感謝の気持ちをこめてお渡ししています。
ただし、設置されている期間や場所は神社や寺院によって異なるため、事前に情報を確認することが重要です。
また、神社で受けたお守りはその神社に、寺で受けたお守りはその寺に返すのが原則となります。
異なる場所へ返納するのは避けましょうね。

異なる神社や寺院からのお守りの処分方法
異なる神社やお寺から受けたお守りの処分について、皆さんどのように対応すれば良いか迷うことがありますよね。
特に旅行で遠出をした際に、参拝した神社やお寺で購入したお守りやお札などは悩みどころ。
わざわざ返納しに地方にまで出向くのも大変ですし・・・
通常、毎年同じ場所でお守りを返納し新しいものを受け取る際には問題はありません。
ですが、異なる場所を訪れる年には、前年に受け取ったお守りをどうすればよいのかと考えてしまいますよね。
調査によると、異なる神社や寺院のお守りでも返納に問題はないとのことです。
ただし、お守りを返す際は、常に感謝の心を持って行うべきです。
可能であれば、そのお守りを受け取った具体的な場所に返し、感謝の意を伝えるのが望ましいですね。
もし処分方法に不安がある場合は、どんど焼きなどでお焚き上げを行うことも一つの良い方法です。
どんど焼きの意味とは?

どんど焼きは、小正月に行われる日本の伝統的な火祭りで、お正月に飾った門松や松飾り、だるまなどを集めて燃やす行事です。
これにより、正月に迎えた歳神様を炎とともに送り出すと考えられているのです。
この行事は地域によっては異なる名前で呼ばれています。
- とんど焼き
- 左義長(さぎちょう)
- 道祖神祭
- さえのかみ祭り
- 鬼火(おにび)たき
- さいと焼き
- 三九郎
主に燃やされるものには、以下のようなものが含まれます。
- 門松
- 松飾り
- 注連縄
- 破魔矢
- お札
- お守り
- 書初め
- のし袋
- だるま
地域でこのようなお焚き上げができるのであれば、とても良いですね。
お守りの正しい処分方法
お守りは、その役割を終えたら、神社や寺院で受け取った場所へ返すのが一般的です。
神様や仏様に対して不敬にならないように、自宅のゴミ箱に捨てるのは避けましょう。
もし自宅で処分する必要がある場合は、以下の手順を踏んで丁寧に行います。
- 半紙を広げ、その上にお守りを置く
- 粗塩を振り、感謝の気持ちを込めて半紙で包む
- その後、可燃ゴミとして処理する
しかし、可能な限りお守りは元の神社や寺院に返納し、初詣の際や近隣でどんど焼きが行われている場合に参加することが良いでしょう。
どんど焼きが行われていない地域や、時間が合わない場合は、休日を利用して神社や、お寺院に訪れる計画を立てると良いでしょう。
おわりに
お守りを受け取る時は、何かを守ってほしいと願ったり、特定の願いを叶えてほしいと思っている時です。
神様がその願いを受け入れてくれたと感じたら、感謝の気持ちを表し、礼を尽くすことが必要です。
お守りを神様に返納することは、その感謝を形にする重要な行動なのです。
お守りは簡単に手に入るかもしれませんが、それを粗末に扱うべきではありません。
返す時まできちんと保管し、敬意を持って扱うことを忘れずに大切にしましょうね。