新年会の締めくくりの挨拶は、参加者への感謝を表すとともに、新年に対する意気込みを伝える重要な場です。
いったいどんな言葉で締めくくったら良いのかと悩む方が多いと思います。
緊張してしまう方は、飲みの席が楽しめないくらい最後のあいさつの方が気になってしまって・・・
なんて方も過去にはいらっしゃいました。
せっかくの新年会、あいさつにだけ気を取られてしまっては勿体ないです。
事前に何を伝えたら良いのか準備をしておけば安心ですので、今から備えましょう!
最終挨拶で戸惑う方も多いでしょうが、次の要点を踏まえればとっても良い挨拶で締めくくることができますよ。
ぜひ参考にしてみて下さい。
新年会の終わりにおける挨拶の要点は?
新年会の終わりには、中間挨拶と最終挨拶があり、それぞれの目的とタイミングを把握することが大切です。
中締めの挨拶とは?
中締めの挨拶は宴会の半ばで行われ、以下の3つの目的を持ちます。
- 宴の節目を作る
- 早退する人への配慮
- 会のムードを再活性化させる
この中締めが行われるのは、宴会開始から約2時間を過ぎた頃が目安となります。
節目として設けられ、参加者への気配りを示す区切りのようなものです。
本締めの挨拶とは?

中締めの挨拶の後に続く本締めの挨拶は、会の公式な締めくくりとして極めて重要です。
本締めの挨拶は、全員の歓談が一段落した後に行われ、その日のイベントを終え、解散の合図となります。
挨拶の要点は?
最終挨拶では、以下の3つの要点が重要です。
- 挨拶は短めにすること。
- 特にお酒が影響している場合は、簡明にまとめることが求められます。
- 何か連絡事項がある場合は、本締めの挨拶の前に伝える。
挨拶の締めくくりには、集まった皆への感謝の言葉とともに、新年の成功と健康を願う言葉を加えます。
その後、伝統的な手打ちで終了します。
この一連の流れを行う事によって新たな年のスタートとして、仕事に取り組む準備が整いますね。
手締めの種類について
手締めはいくつかの形式があり、それぞれの会の特色や伝統に合わせて選択することが可能です。
三本締め
これは最も一般的な形式で、三回「パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、パン!」と手を叩くリズムで行います。
一本締め
一回だけ「パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、パン!」という手拍子を行います。
関東一本締め
(一丁締め) よりシンプルな形で、「パン!」と一回の大きな手拍子を行います。 手締めを行う前には、全員が準備を整え、声掛けをしてから始めるのが好ましいです。
関東一本締めは非常に分かりやすく簡単なので、良いですね。
手締めの正しい進め方
ここでは三本締めの手順について詳しく説明します。
- 参加者は全員立ち上がります。
- 「さて、最後は三本締めで締めくくりましょう!」と挨拶し、手締めを開始します。
- 音頭を取る人が「お手を拝借、いよーっ!」と掛け声をかけ、参加者は手を叩きます。
- 「よっ!」という二回目の掛け声で同じリズムで手を叩きます。
- 「もう一丁!」の掛け声で最後の手拍子を行います。
- 手締めの終了後、全員で拍手を送り、式を締めくくります。
このような手締めは、集まりの最後に一体感を生み出すことができるので重要な役割を果たします。
新年会の終わりの挨拶のサンプル

こちらでは、新年会の最後に行う挨拶のサンプル例文を二つ記載しておきます。
この例文を自分なりにアレンジしても良いですし、このまま採用しても大丈夫です。
ぜひご自身が新年会の終わりの挨拶を頼まれた時の参考にしてみて下さい。
サンプル1
時間の制約もあり、ここで新年会を終了させていただきます。
本日はお忙しい中、お集まりいただき、本当にありがとうございました。
この後、〇〇(会場名)で二次会がございますので、参加可能な方はぜひご参加ください。
最後には、会社の益々の成功を願い、三本締めで締めさせていただきます。
どうか立っていただけますようお願いします。
集まっていただけたことに感謝の気持ちを伝えることを忘れないでください。
サンプル2
今日は皆さまのご協力により、素晴らしい時間を過ごすことができました。
ありがとうございます。
時間が迫っておりますので、新年会をここで閉じさせていただきます。
明日からも気持ちを新たにして頑張ってまいりましょう。
最後に、株式会社〇〇の将来に乾杯して、万歳三唱で締めたいと思います。
皆さん、立っていただけますか。
楽しい時間が過ごせたことを伝えると、忙しい中都合を合わせて集まって良かったなと思えますね。
また、明日から頑張ろうと気持ちを新たに出来る挨拶なので気持ち良く締めくくれます。
編集後記
日本では昔から「良い終わりが全てを良くする」とよく言われますね。
地域や組織によっては、一本締め、三本締め、万歳三唱など、さまざまな締め方が存在します。
組織内に既存の慣習がある場合はそれに従い、そうでない場合は自由に選択していただけると良いでしょう。
皆さんの新年会の締めの挨拶が成功することを心より願っています。